成城大学の年内入試2027完全ガイド|総合型選抜の日程と倍率

成城大学の2027年度の年内入試で、一般の高校生が自分で出願できるのは4学部の総合型選抜です(経済・文芸・法・社会イノベーション)。大学の入試制度の一覧に公募制の学校推薦型選抜はなく、学校推薦型選抜は指定校制のみが載っています。

2027年度の出願は一次・二次ともすべて締め切られています(来年度以降の受験生向けの目安として読んでください)。二次試験は、法学部・社会イノベーション学部が11月8日(日)、文芸学部が11月15日(日)、経済学部が11月22日(日)です。

前年度(2026年度入試)の結果は、4学部合計で志願者855名・最終合格者149名(約5.7倍)。経営学科は158名中14名、法律学科は180名中30名でした。公式サイトと募集要項で確認した方式・日程・条件・結果をまとめます。

1. 基本情報(2027年度・2027年4月入学)

項目 内容
一般の高校生が出願できる年内入試 総合型選抜(経済・文芸・法・社会イノベーションの4学部)
2027年度の出願状況 一次出願・二次出願ともに締め切り済み
選考の流れ 一次試験に出願→一次合格者が二次試験に出願→二次試験
一次出願の期間 9月上旬〜下旬(学部によって違う、最終日消印有効)
二次試験 11月8日(法・社会イノベーション)/11月15日(文芸)/11月22日(経済)
合否の確認 Web出願サイトのマイページ「合否の照会」
併願 他大学・成城大学の他学部の総合型選抜と併願できる。同じ学部の中の学科併願はできない
公募推薦 入試制度の一覧になし(学校推薦型選抜は指定校制のみ)
検定料 一次・二次それぞれに必要。金額は募集要項で確認してください

この記事では指定校推薦などを除き、一般の高校生が自分で出願できる総合型選抜を扱います。社会イノベーション学部の出願条件と試験内容をくわしく知りたい人は、成城大学 総合型選抜 2027年度:社会イノベーション学部を中心に4学部の出願条件と試験内容もあわせて読んでください。

2. 学部別の日程一覧(2027年度入試)

日付はすべて2026年です。一次の結果をふまえて、合格者があらためて二次試験に出願するしくみです。

学部(募集人員) 一次出願/一次試験/二次出願/二次試験/入学手続締切
法学部 法律学科(10名) 9月1日〜9月11日/10月4日(筆記+書類)/10月9日〜10月19日/11月8日/11月27日
社会イノベーション学部 政策イノベーション学科(10名)・心理社会学科(10名) 9月1日〜9月11日/10月3日(論述+書類)/10月9日〜10月19日/11月8日/11月27日
文芸学部 英文学科・文化史学科・マスコミュニケーション学科・ヨーロッパ文化学科(各若干名) 9月8日〜9月18日/書類審査のみ/10月16日〜10月26日/11月15日/12月4日
経済学部 経済学科(10名)・経営学科(10名) 9月15日〜9月25日/書類審査のみ/10月22日〜11月2日/11月22日/12月10日

一番早い法学部・社会イノベーション学部は9月1日に出願が始まり、10月上旬に一次試験があります。経済学部・文芸学部は一次が書類だけで、試験は二次の1回です。一次・二次の合格者発表の日時は、募集要項の日程表で確認してください。

3. 入試結果(2026年度入試)

大学の入試情報サイト「成城ブリッジ」の入試データから、2026年度の総合型選抜の数字をまとめました。( )内の倍率は、志願者数÷二次合格者数でこの記事が計算した目安です。

学部・学科 志願者/一次合格者/二次合格者(倍率の目安)
経済学部 経済学科 121名/19名/13名(約9.3倍)
経済学部 経営学科 158名/20名/14名(約11.3倍)
文芸学部 英文学科 96名/46名/30名(約3.2倍)
文芸学部 ヨーロッパ文化学科 74名/18名/8名(約9.3倍)
文芸学部 マスコミュニケーション学科 48名/12名/8名(約6.0倍)
法学部 法律学科 180名/36名/30名(約6.0倍)
社会イノベーション学部 政策イノベーション学科 54名/30名/14名(約3.9倍)
社会イノベーション学部 心理社会学科 124名/56名/32名(約3.9倍)
4学部の合計 855名/237名/149名(約5.7倍)

大学が公表している倍率は、一次が「受験者数÷合格者数」で合計3.43倍、二次が合計1.17倍です。つまり成城大学の総合型選抜は、一次でほとんどが決まる入試です。特に経済学部は一次が書類だけなのに、経済学科で5.95倍、経営学科で7.30倍(大学公表の一次倍率)と、志願理由書と活動報告書の出来が合否を大きく分けます。

一方、社会イノベーション学部と英文学科は一次の倍率が2倍前後と比較的低めです。政策イノベーション学科は二次でも受験者22名中14名の合格(大学公表の二次倍率1.57倍)と、二次でも差がつきました。なお一次合格者237名のうち、二次に出願したのは213名でした。文化史学科は2027年度に新設された方式なので、前年の数字はありません。

4. 学部ごとの違い(出願条件と試験内容)

経済学部(経済学科・経営学科)

出願には全体の評定平均3.8以上と、英語の条件のどれか1つが必要です。英語は、英検2級合格(または準1級以上を受験してCSE1980以上、合否は問わない)、GTEC CBTタイプ900以上、TOEIC L&R公開テスト520以上などのほか、英語科目の評定平均4.2以上でも条件を満たせます。

一次は書類審査で、志願理由書は3つの設問にそれぞれ400字以内で答えます。二次は小論文(90分、1,200字程度)と個別面接(20分程度。小論文の内容説明3〜5分のあとに質疑応答)で、一次の結果は二次に反映されません。

文芸学部(4学科)

学科ごとに条件がまったく違います。

  • 英文学科・ヨーロッパ文化学科:英語の検定の基準(英検2級合格または準1級以上の受験でCSE1980以上、TEAP 4技能225以上、IELTS 4.0以上など)。ヨーロッパ文化学科はドイツ語・フランス語の検定でも出願できます。出願期間の末日から2年以内に受けた結果が有効です。
  • 文化史学科(2027年度新設):2027年3月卒業見込みで、国語・英語・地歴公民の評定平均4.0以上、地域史・地域文化・地域課題に関わる探究や実践の経験があること。
  • マスコミュニケーション学科:2027年3月卒業見込みで、全体の評定平均3.7以上。志願理由・学習計画書と自己評価書(各A4用紙1ページ)を出します。

二次は、英文学科が日本語の資料を読んで要約・意見をまとめる試験と個人面接、ヨーロッパ文化学科が個人面接、文化史学科とマスコミュニケーション学科は1人15分(最初の5分がプレゼン、残り10分が質疑応答)です。文芸学部は一次の結果も含めて選考します。

法学部(法律学科)

評定や英語資格の数値条件は要項に書かれていません。一次は書類審査と筆記試験(90分)で、6,000〜10,000字程度の文章を読み、読解力と表現力が問われます。二次は、資料を読む時間(約15分)のあとの個人面接(約20分)で、志願理由書についての質問もあります。二次は面接だけで選考し、一次の結果は反映されません。新書や論説文を時間を計って読み、要旨と自分の意見を書く練習をしておくと準備になります。

社会イノベーション学部(政策イノベーション学科・心理社会学科)

英語の4技能の検定で英検ならCSE1950以上(TEAP 4技能225以上、IELTS 4.0以上など)が必要で、2024年9月以降に受けたスコアに限られます。一次は志願理由書(1,200字程度かつ1,400字以内)と論述審査(90分)。論述は課題図書(植原亮『科学的思考入門』講談社現代新書)を読んでおく形式で、試験中に本は見られません。二次は面接で、一次の結果も含めて選考します。英語の条件は英検CSEスコアと推薦の出願資格の読み方で読み方を説明しています。

5. どの学部・学科を選ぶか

成城大学の総合型選抜は、他大学や成城の他学部と併願できるので、複数の学部に出すこともできます。そのうえで次の順に絞ります。

  1. 数値条件で消す:経済学部は評定3.8以上、マスコミュニケーション学科は3.7以上、文化史学科は指定教科で4.0以上。英語は学部ごとに基準が違います。法学部だけは数値条件がありません。
  2. 日程を並べる:法学部と社会イノベーション学部は一次出願の期間と二次試験の日(11月8日)が同じです。一次試験は社会イノベーション学部が10月3日、法学部が10月4日です。募集要項には、この2学部を併願する場合は試験時間に影響が出ないように調整すると書かれています。
  3. 得意な試験の形で選ぶ:長文を読んで書くなら法学部、課題図書を読み込んで論じるなら社会イノベーション学部、1,200字の小論文なら経済学部、プレゼンなら文化史・マスコミュニケーション学科です。
  4. 一次の書類に時間をかける:前年の数字では一次で大きく絞られています。志願理由書は学部ごとに設問と字数が違うので、使い回しはできません。

他大学との組み合わせ方は年内入試の併願ルールにまとめています。

6. 高1・高2からの準備スケジュール

  • 高1〜高2の秋:評定を落とさない(経済学部は全体3.8、文化史学科は国語・英語・地歴公民で4.0が目安の線になります)。英語の検定を一度受けておく。
  • 高2の冬〜春:志望学科を決め、要項で条件を確認する。文化史学科を考えるなら、地域の歴史や課題を調べる探究を始める。
  • 高3の4〜6月:英語の検定の最終スコアを取る。社会イノベーション学部は課題図書を読み始める。大学のガイダンスやオープンキャンパスに参加する。
  • 高3の7〜8月:志願理由書・活動報告書を仕上げる(法学部・社会イノベーション学部は9月1日から出願)。
  • 高3の9〜11月:一次出願・一次試験、二次出願、二次試験。一般選抜の勉強も続ける。

出願前のチェックリスト

  • 評定(全体・指定教科)と英語の検定の受験時期が条件に合っている
  • 英語の検定は、学部が認める種類・受け方(4技能かどうかなど)で受けた
  • 志願理由書の設問・字数を、志望学部の様式で確認した
  • 二次出願の期間(10月上旬〜11月上旬、学部で違う)を予定に入れた
  • 他大学の試験日と、11月の二次試験の日が重なっていない

7. よくある質問

Q. 2027年度の成城大学の年内入試で、今からでも出願できる方式はありますか?

ありません。一次出願は9月25日まで、二次出願も最も遅い経済学部で11月2日までに終わっています。公募推薦もないので、これから成城大学を受ける人は一般選抜を考えてください。

Q. 総合型選抜に落ちたら一般選抜を受けられますか?

受けられます。成城大学の入試情報サイトに、総合型選抜で不合格になった場合も一般選抜に出願できると書かれています。結果が出たあとの立て直しは総合型選抜・学校推薦型選抜に落ちたら?を参考にしてください。

Q. 評定が足りなくても受けられる学部はありますか?

法学部は要項に評定の条件がありません。英文学科・ヨーロッパ文化学科・社会イノベーション学部も、条件は英語などの検定で、評定の数値条件は書かれていません。提出書類は学部ごとに違い、法学部の一次は卒業(見込み)証明書と志願理由書です。

Q. 成城大学と成蹊大学の年内入試はどう違いますか?

成蹊大学の総合型選抜(自己推薦型)は合格したら入学することが条件の専願で、評定の基準がありません。成城大学は併願ができる一方、学科ごとに評定や英語の基準が決まっています。詳しくは成蹊大学の年内入試2027完全ガイドへ。

あわせて読みたい

参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

EMiL個別について

EMiL個別は、総合型選抜・学校推薦型選抜を専門にした1対1の個別指導塾です。EIMEI予備校の鶴瀬・ふじみ野・川越の校舎とオンラインで受講できます。志望理由書に書くことを見つけるところから、小論文・面接の練習、評定や英検の対策まで、一人ひとりの志望校に合わせて一緒に準備します。

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二神大輝