女子美術大学 芸術学部の学校推薦型選抜(公募制)は、Web出願登録の締切が11/9(月)13:00です。書類は11月10日(火)13:00必着、試験は11月22日(日)、合格発表は12月1日(火)です。
選考は専門試験100点・面接100点・調査書50点の計250点で、全学科共通です。評定平均値の出願基準は募集要項に書かれておらず、調査書の学習成績の状況を50点満点に換算して使います。
総合型選抜(1次は書類100点、2次は体験プログラムと持参課題による面接200点)は、今年度の出願は締め切られています(来年度以降の受験生向けの目安)。この記事では、2027年度の学生募集要項で確認できた2つの方式の日程・条件・専攻別の試験内容と、2026年度入試の結果をまとめます。
1. 基本情報(2027年度・学校推薦型選抜(公募制))
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 芸術学部の全学科(美術学科・デザイン・工芸学科・アート・デザイン表現学科・共創デザイン学科) |
| 出願登録期間 | 2026年11月1日(日)〜11月9日(月)13:00 |
| 書類送付締切 | 11月10日(火)13:00必着 |
| 試験日 | 11月22日(日) |
| 合格発表 | 12月1日(火) |
| 入学手続締切 | 12月15日(火) |
| 選考 | 専門試験100点+面接100点+調査書審査50点=250点 |
| 評定平均値の基準 | 記載なし(調査書の学習成績の状況を50点満点に換算) |
| 専願・併願 | 本学が第1志望で、合格したら必ず入学すること。他大学との併願は不可(女子美術大学短期大学部の公募制推薦とは併願可) |
| 試験会場 | 美術学科・デザイン・工芸学科は相模原キャンパス、アート・デザイン表現学科・共創デザイン学科は杉並キャンパス |
| 入学検定料 | 学生募集要項で確認してください |
出願資格は、出身学校長の推薦を受けた女子で、高校を卒業または2027年3月に卒業見込みの人など。募集要項には2027年4月1日時点で満18〜24歳という条件も書かれています。1つの高校から推薦できる人数に制限はありません。
短期大学部の公募制推薦と両方に合格した場合は、どちらか一方に入学手続をすることになります。
2. 2027年度の日程(総合型選抜と公募制推薦)
| 方式 | 出願・選考・発表 |
|---|---|
| 総合型選抜 | 出願登録9月1日(火)〜9月10日(木)13:00、書類9月11日(金)13:00必着、1次結果発表10月1日(木)、2次審査は10月、合格発表11月2日(月)、手続締切11月12日(木)※今年度は終了 |
| 学校推薦型選抜(公募制) | 出願登録11月1日(日)〜11月9日(月)13:00、書類11月10日(火)13:00必着、試験11月22日(日)、合格発表12月1日(火)、手続締切12月15日(火)※11/9(月)が締切 |
2027年度の学生募集要項の日程表では、芸術学部の総合型選抜は9月出願の1回だけが載っています。公募制推薦には1次選考がなく、試験日に専門試験と面接を1日で受けます。
公募制推薦の締切に間に合わなかった人、結果が出てから次を考える人は、一般選抜が次の選択肢になります。一般選抜A日程の出願登録期間は2027年1月5日(火)〜1月15日(金)です。年内入試から一般選抜への切り替え方は総合型選抜・学校推薦型選抜に落ちたら?12月からの一般選抜への切り替えにまとめています。
3. 2026年度入試の結果(志願者・合格者)
大学が公表している2026年度入試結果から、2方式の合計を抜き出しました。倍率は志願者数を合格者数で割った目安です。
| 方式 | 募集人員/志願者/合格者(目安の倍率) |
|---|---|
| 総合型選抜 | 121名/321名/131名(約2.5倍)※1次審査通過は226名 |
| 学校推薦型選抜(公募制) | 84名/103名/31名(約3.3倍) |
なお、この合格者数には第二志望・第三志望での合格者と補欠合格者は含まれていません。公募制推薦は合格者が募集人員を大きく下回っています。募集人員に届かなくても合格者は絞られているので、「出願すれば受かる」とは考えず、実技と面接の準備をしておきましょう。専攻・領域ごとに見ると差がはっきりしています。
| 公募制推薦(2026年度) | 募集人員/志願者/合格者 |
|---|---|
| 洋画 | 5名/9名/5名 |
| 日本画 | 5名/3名/2名 |
| ヴィジュアルデザイン | 25名/18名/3名 |
| メディア表現 | 16名/50名/15名 |
| ヒーリング表現 | 7名/15名/2名 |
| 総合型選抜(2026年度) | 募集人員/志願者/1次通過/合格者 |
|---|---|
| 洋画 | 15名/43名/27名/19名 |
| ヴィジュアルデザイン | 20名/52名/32名/21名 |
| メディア表現 | 19名/104名/72名/21名 |
| ヒーリング表現 | 8名/27名/14名/8名 |
| 共創デザイン | 15名/16名/16名/15名 |
メディア表現領域は総合型で志願者104名に対して合格21名(約5.0倍)と、ほかの専攻より狭き門です。ほかの専攻の数字や一般選抜の結果は、大学の「過去の入試データ」で確認できます。2027年度の専攻別の募集人員は、学生募集要項の募集人員表で確認してください。倍率の読み方は総合型選抜の倍率の見方も参考になります。
4. 公募制推薦の試験内容(専攻・領域別)
専門試験は実技(デッサンなど)か小論文・文章表現で、午後に面接があります。多くの専攻では、面接に作品やポートフォリオを持参します(美術教育・国際芸術文化は希望者のみ持参)。専門試験を欠席すると面接は受けられません。
| 専攻・領域 | 専門試験/面接 |
|---|---|
| 洋画 | 鉛筆または木炭デッサン(3時間)/1人10分程度。静物画・自由制作・ポートフォリオを持参 |
| 日本画 | 水彩画(3時間)/1人10分程度。作品3点と資料ファイルを持参 |
| 立体アート | 鉛筆デッサン(3時間)/1人15分程度。作品の写真ファイルを持参 |
| 美術教育 | 鉛筆デッサン(3時間)/1人20分程度 |
| 国際芸術文化 | 小論文(2時間、辞書不可)/1人20分程度 |
| デザイン・工芸学科の4専攻 | 鉛筆デッサン(2時間30分)/15〜20分程度(工芸は1人ずつ)。作品やデッサンを含む資料を持参 |
| メディア・ヒーリング・ファッション表現 | 鉛筆デッサン(2時間30分)/1組1〜3人程度で15〜20分程度。作品数点(平面・立体・ポートフォリオなど)を持参 |
| スペース・クリエイティブ・プロデュース表現 | 鉛筆デッサン(2時間30分)または文章表現(2時間)/個人10分程度 |
| 共創デザイン | 伝達表現(2時間)/15〜20分程度、A4以上のポートフォリオ持参 |
デザイン・工芸学科やアート・デザイン表現学科では、持参する作品は必ず本人が制作したものとされ、一般選抜の専門試験に合わせた作品でなくてもかまいません。現物か写真で見やすい形にまとめておきます。作品を持参する人は誓約書(本人署名)も提出します。専門試験の画用紙・ボードやイーゼルなど、要項で印のついた用具は大学が用意します。英語資格・検定試験の結果を提出した場合は、面接の評価の一部に使われます。
5. 面接で話せるように準備しておくこと
面接は10〜20分程度と短く、持参した作品や資料についても聞かれることを想定しておきましょう。次の4つは、作品ごとに1〜2文で言えるようにしておきましょう。
- その作品で何を表現しようとしたか(テーマとねらい)
- 素材・技法を選んだ理由と、制作で工夫したこと・失敗したこと
- その専攻・領域で学びたいことと、女子美を第1志望にした理由
- 入学後・卒業後にやってみたいこと
想定問答の作り方は面接でよく聞かれる質問と、深掘りされたときの答え方で手順を説明しています。
6. 来年度以降の人向け:総合型選抜の形
総合型選抜は「本学を第1志望として入学を希望する」美術・デザインに興味のある女子が対象です。2027年度は次の流れでした。
- 1次審査(100点):提出書類で判定。学業成績、課外活動、文章表現力などを見ます
- 2次審査(200点):体験プログラムと、持参課題による面接。事前課題の理解、取り組む姿勢、コミュニケーション力、プレゼン力、修学意欲などを見ます
- 提出書類:志望理由・活動報告書、キャリアイメージシート(いずれも所定用紙)、自己アピール資料(A4片面1〜5枚)など
持参課題は専攻ごとに決まっています。たとえば2027年度は、洋画がB3の作品「ひらく」、美術教育が鉛筆デッサン3点と小論文「めざす美術教師像」(800字程度)、ヴィジュアルデザインがテーマ「顔」のB3作品、メディア表現が「n」をタイトルに含む作品2点(各200字の説明文つき)でした。課題は年度ごとに変わるので、高3の夏に公開される募集要項で確認してください。
体験プログラムと面接のどちらかを欠席すると失格です。書類に書く活動の選び方は活動実績がなくても総合型選抜は受けられる?も参考にしてください。
7. 公募制推薦の出願前チェックリスト
- □ 女子美を第1志望にし、合格したら入学することを家族と確認した
- □ 11/9(月)13:00までにWeb出願登録を終えた
- □ 推薦書(高校が厳封)・調査書・志願調書・誓約書(該当者)を11月10日(火)13:00必着で送った
- □ 志願調書は所定用紙の枠内に書いた
- □ 受験票をA4用紙に印刷した
- □ 試験会場(相模原か杉並か)を学科で確認した
- □ 面接に持参する作品・ポートフォリオをそろえ、作品ごとの説明を練習した
- □ 専門試験と同じ時間(2時間30分〜3時間)でデッサンを描く練習をした
8. 高1・高2からの準備スケジュール
- 高1〜高2:定期テストで評定を安定させる(公募制推薦では調査書が50点分)。デッサンを週単位で続け、作品は写真で記録しておく。
- 高2の冬〜高3の春:オープンキャンパスや説明会で専攻の学びを知り、総合型・公募制推薦・一般選抜のどれを中心にするか決める。
- 高3の6〜8月:要項で総合型の持参課題を確認して制作。ポートフォリオと自己アピール資料をまとめる。
- 高3の9〜11月:総合型を受験。並行して公募制推薦の書類と、試験時間どおりのデッサン練習を進める。
- 高3の11月〜:公募制推薦を受験し、結果に合わせて一般選抜の準備に移る。
9. よくある質問
Q. 評定がいくつあれば公募制推薦に出願できますか?
2027年度の募集要項には、評定平均値の出願基準は書かれていません。そのかわり、調査書の学習成績の状況が50点満点に換算されて点数に入ります。250点のうち200点は専門試験と面接なので、実技の比重が大きい試験です。
Q. 他の大学と併願できますか?
公募制推薦も総合型選抜も、女子美を第1志望とする方式です。公募制推薦は他大学との併願はできず、女子美術大学短期大学部の公募制推薦とだけ併願できます。考え方は年内入試の併願ルールも参考にしてください。
Q. 英検などの資格は必要ですか?
出願の条件ではありません。結果を提出した場合は、面接の評価の一部として使われます。
Q. 総合型選抜で不合格だった場合、公募制推薦を受けられますか?
日程は重なっていません(総合型の合格発表は11月2日、公募制推薦の出願登録は11月1日〜11月9日)。両方を受ける場合の扱いは、学生募集要項で確認してください。
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参考にした公式情報
- 学生募集要項(芸術学部)|女子美術大学(2027年度 総合型・学校推薦型(公募制)・特別選抜・一般選抜の要項「PDFで見る」)
- 2027年度入試 入学試験関連情報|女子美術大学
- 過去の入試データ(芸術学部・短期大学部)|女子美術大学
- 2026年度 入試結果|女子美術大学
入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。
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