武蔵大学 総合型選抜2027|人文学部・社会学部の方式と英語基準

武蔵大学の人文学部・社会学部・国際教養学部の総合型選抜(2027年度)は、出願書類の郵送が2026年9月1日(火)〜9月10日(木)消印有効、二次選考が10月11日(日)、合否通知の発送が11月2日(月)でした。今年度の出願は締め切られています。この記事は、来年度以降に受ける高1・高2生向けの目安として読んでください。

人文学部は二次選考で90分の日本語小論文(語学力を見る問題を含む)と面接、社会学部のゼミ力重視方式は80分・800字程度の小論文とグループでのディスカッションが課されます。英語資格の基準は、実用英語技能検定のCSEで人文学部が1950〜1990以上、社会学部ゼミ力重視方式が1950以上、国際教養学部が2184以上です。

経済学部の総合型選抜は武蔵大学 経済学部の総合型選抜で扱っているので、この記事では触れません。

1. 基本情報(2027年度・総合型選抜)

項目 内容
入試区分 総合型選抜入試(人文学部・社会学部・国際教養学部)
出願情報の登録 2026年8月3日(月)から
出願書類の郵送 9月1日(火)〜9月10日(木)消印有効(郵便局窓口から簡易書留・速達)
一次選考 書類審査。結果は9月25日(金)発送予定
二次選考の出願料納付 9月25日(金)〜10月2日(金)(一次選考の合格者のみ)
二次選考 10月11日(日)
合否通知 11月2日(月)速達で本人宛に発送
第一次入学手続 11月2日(月)〜11月13日(金)
第二次入学手続 2027年2月27日(土)〜3月12日(金)消印有効
出願料・入学検定料 募集要項で確認してください

一次選考に合格した人だけが二次選考に進みます。二次選考の出願料を期限までに納めないと辞退扱いになり、大学からの連絡はありません。国際教養学部グローバルスタディーズ専攻は、一次選考に9月27日(日)の筆記試験があります(結果は10月2日(金)発送予定)。

なお、武蔵大学の入試情報ページでは、学校推薦型選抜は指定校制推薦入学のみが掲載されていて、公募制の推薦はありません。

2. 募集人員

学科・専攻 募集人員
人文学部 英語英米文化学科 8名
人文学部 ヨーロッパ文化学科 8名
人文学部 日本・東アジア文化学科 8名
社会学部 社会学科 社会学専攻 12名
社会学部 メディア社会学科 メディア社会学専攻 10名
社会学部 メディア社会学科 情報社会デザイン専攻 5名
国際教養学部 経済・経営・国際関係専攻 5名(IB MYP型を含む)
国際教養学部 ビジネスデータサイエンス専攻 2名(IB MYP型を含む)
国際教養学部 グローバルスタディーズ専攻 10名

どの学科も少ない枠です。2026年度の入試結果は大学のページに画像で掲載されていて文字で確認できなかったため、この記事では数字を載せていません。

3. 人文学部:学科ごとの方式と選考

人文学部はどの方式も、一次は書類審査、二次(10月11日)は筆記50%・面接50%です。筆記は90分の日本語の小論文で、面接は主に日本語のグループ面接です(テーマ追究方式は個別面接)。

学科・方式 出願の条件と選考
英語英米文化学科 語学力・文化理解力重視方式 英語資格の基準を満たすこと。二次の小論文に英語の語学力を見る問題を含む
ヨーロッパ文化学科 語学力重視方式 英語・ドイツ語・フランス語のいずれかで基準を満たすこと。小論文は試験時に選んだ言語の語学力問題を含む
ヨーロッパ文化学科 学科適性重視方式 語学資格は不要。学科適性理由書(A4・1枚、ワープロ入力)を提出。小論文はヨーロッパ文化に関する内容と基礎語彙の小問
日本・東アジア文化学科 語学力・文化理解力重視方式 英語・中国語・韓国語のいずれかで基準を満たすこと。小論文に英語の語学力問題を含む
日本・東アジア文化学科 テーマ追究方式 語学資格は不要。課題レポートを提出。二次は小論文と個別面接、午後に5分程度のプレゼンテーション

英語以外の語学資格の基準

  • ドイツ語:ドイツ語技能検定3級、ゲーテ・ドイツ語検定A1、ÖSD A1のいずれか
  • フランス語:実用フランス語技能検定3級、DELF・DALF A1、TCF A1、TEF A1のいずれか
  • 中国語:中国語検定3級、HSK筆記4級、TOCFL Level 3のいずれか
  • 韓国語:ハングル能力検定3級、TOPIK 3級のいずれか

テーマ追究方式の課題レポート

日本・東アジア文化学科のテーマ追究方式では、A4で約4枚(36字×40行)の課題レポートを出します。テーマは決まっておらず、シラバスを読んだうえで4年間かけて追究できる研究テーマを自分で選びます。文体は「である」調で、参考文献のリストと脚注での出典の明示が必要です。二次選考では、レポートの内容を口頭で要約して質疑応答を受け、午後に5分程度のプレゼンテーションを行います。自分用のレポートのコピーを会場に持参します。

ヨーロッパ文化学科の学科適性理由書には、大学案内とシラバスを確認したうえで、4年間で何を学びたいか、その理由を書きます。

4. 社会学部:ゼミ力重視方式とメディア・クリエーション方式

方式 選考の中身と配分
ゼミ力重視方式[専願](3専攻すべて) 一次:調査書・自己紹介書20%、英語資格書類50%、将来計画書30%/二次:小論文40%(80分・800字程度)、面接60%(グループでディスカッション)
メディア・クリエーション方式(メディア社会学専攻・情報社会デザイン専攻) 一次:自己紹介書20%、調査書・英語資格等20%、ポートフォリオ60%/二次:小論文40%(80分・800字程度)、ポートフォリオのプレゼンテーション面接60%(個別)

ゼミ力重視方式は専願制で、合格したら入学を確約できることが出願の条件です。英語4技能の資格・検定試験の結果の提出が必須で、一次選考の50%を英語資格書類が占めます。実用数学技能検定準2級以上か統計検定3級以上を持っていれば、証明書を出すと一次選考で加点されます。

将来計画書は約1,500字(A4で1ページ40字×35行)です。引用には出典の明記が必要です。自己紹介書には、これまでの学びと、これから学びたいこと・やりたいことを書きます。

メディア・クリエーション方式では、オンラインのポートフォリオのURLとQRコードを作品概要書(A4・1枚)に載せて提出します。ポートフォリオは9月1日〜10月11日に閲覧できる状態にしておき、完成日以降は内容を変えられません。情報社会デザイン専攻では、データビジュアライゼーションなど情報デザイン系の表現が評価の対象です。英語資格がない場合は、英語力を示す文書(A4・1ページ以内)で代えられます。

5. 英語資格の基準(実用英語技能検定・GTEC・IELTSの例)

学科・方式 基準
人文 英語英米文化学科 英検CSE1990以上(2級以上の受検)、GTEC959以上、IELTS4.0以上
人文 ヨーロッパ文化学科 語学力重視方式(英語で出す場合) 英検CSE1990以上(準2級以上の受検)、GTEC959以上、IELTS4.0以上
人文 日本・東アジア文化学科 語学力・文化理解力重視方式(英語で出す場合) 英検CSE1950以上(準2級以上の受検)、GTEC930以上、IELTS4.0以上
社会学部 ゼミ力重視方式 英検CSE1950以上(準2級以上の受検)、GTEC930以上、IELTS4.0以上
国際教養学部(全専攻) 英検CSE2184以上(準2級以上の受検)、GTEC1097以上、IELTS5.0以上

英検は、受検した級に合格していなくても、CSEスコアが基準を満たせば出願できます(英語英米文化学科は2級以上、そのほかは準2級以上の受検に限る)。英語資格は2024年10月以降に受検したものに限られます。ほかの検定の基準は募集要項の表で確認してください(TOEFL iBTは2026年1月21日の前後で基準が異なります)。CSEの読み方は英検CSEスコアと推薦の出願資格の読み方も参考になります。

6. 国際教養学部(あわせて受ける人向け)

  • 経済・経営・国際関係専攻/ビジネスデータサイエンス専攻:ロンドン大学とのパラレル・ディグリー・プログラム(PDP)への参加が条件。二次は英語小論文(50分)・数学基礎(50分)と主に英語の個別面接。PDPの履修には2027年8月末までにIELTS5.5以上(各項目5.0以上)が必要です。
  • グローバルスタディーズ専攻:一次で書類審査とCBTの筆記試験(90分、英語の小問と英語小論文)、二次は主に英語のグループ面接。

7. 専願・併願と、不合格だったとき

専願制なのは社会学部ゼミ力重視方式だけです。それ以外の方式は、他大学や武蔵大学の一般選抜と併願できます。ただし、総合型選抜・帰国生徒対象入試・社会人入試などの特別入試の中での併願はできず、学部・学科・方式は出願時に指定します。総合型選抜で不合格になっても、指定校制推薦や一般選抜には出願できます。併願の組み方は年内入試の併願ルールを参考にしてください。

8. 方式の選び方

  • 英語資格が基準に届いている:人文学部の語学力系の方式か、社会学部ゼミ力重視方式(専願)。
  • 英語資格はないが、調べて書くのが得意:テーマ追究方式、学科適性重視方式。
  • 作品がある:メディア・クリエーション方式。

9. 高1・高2からの準備スケジュール

  • 高1〜高2の秋:英検準2級〜2級を受け、CSEスコアを基準に近づける。今年度は2024年10月以降に受検したものが有効でした。来年度の受検時期の条件は、新しい募集要項で確認する。
  • 高2の冬〜高3の春:シラバスを読み、研究テーマや将来計画の材料を集める。
  • 高3の4〜7月:課題レポート・将来計画書・ポートフォリオを作り始め、小論文の練習を開始。
  • 高3の8月:出願情報の登録(今年度は8月3日から)。書類を仕上げ、高校に調査書を依頼。

早めに動く人は高2の冬から始める推薦準備も参考に。

10. 出願前のチェックリスト

  • □ 英語(または他言語)の資格が、志望する方式の基準と受検時期の条件を満たしている
  • □ 郵便局の窓口で簡易書留・速達で出す日を決めた(ポスト投函は不可)
  • □ 一次選考の結果が届いたら、二次選考の出願料を期限内に納める段取りをした
  • □ ゼミ力重視方式なら専願を家族と確認した

11. よくある質問

Q. 評定平均の基準はありますか?

2027年度の総合型選抜募集要項には、評定平均の基準は書かれていません。調査書は一次選考の書類審査で使われます。

Q. グループ面接ではどんなことをしますか?

社会学部ゼミ力重視方式は、グループでディスカッションを行う面接です。人文学部も、テーマ追究方式を除いてグループ方式の面接(主に日本語)です。他の人の意見を受けて自分の考えを足す練習をしておきましょう。答え方の準備は面接でよく聞かれる質問と答え方にまとめています。

Q. 今年度、これから武蔵大学を受ける方法はありますか?

総合型選抜は終わっているため、一般選抜(一般方式・大学入学共通テスト方式)が中心になります。

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参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

EMiL個別について

EMiL個別は、総合型選抜・学校推薦型選抜を専門にした1対1の個別指導塾です。EIMEI予備校の鶴瀬・ふじみ野・川越の校舎とオンラインで受講できます。志望理由書に書くことを見つけるところから、小論文・面接の練習、評定や英検の対策まで、一人ひとりの志望校に合わせて一緒に準備します。

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二神大輝