2027年1月の共通テストを受ける受験生へ。特に国公立大学を目指す人にとって、避けて通れない新科目が「情報Ⅰ」です。2025年度から共通テストに加わり、多くの国公立大学で必須となったこの科目。「主要科目の対策で手一杯で、情報Ⅰは後回し」になっていませんか。
この記事では、直近の共通テスト情報Ⅰを分析し、2027年入試がどう出るかを予想。そのうえで、対策法を、10年間受験生を指導してきた立場から解説します。情報Ⅰに不安がある受験生は、ぜひ参考にしてください。
※本記事は直近の共通テストの分析に基づく予想であり、実際の出題を保証するものではありません。最新の情報は大学入試センターの発表をご確認ください。
情報Ⅰとは、どんな科目か
情報Ⅰは、2025年度から共通テストに新設された科目です。内容は、情報社会の仕組み、デジタルデータの表現、プログラミング、そしてデータの分析など、幅広い分野をカバーします。多くの国公立大学が、共通テストで情報Ⅰを課すようになりました。
直近の共通テスト情報Ⅰの平均点は、約56.59点でした。受験者数は30万人を超え、多くの受験生が受けています。新しい科目のため、「どう対策すればいいか分からない」という受験生が多いのが実情です。だからこそ、正しい対策を早めに始めた人が、大きく差をつけられます。
情報Ⅰは「暗記」では通用しない
情報Ⅰでよくある誤解が、「用語を暗記すれば解ける」というものです。しかし、直近の試験では、用語の表面的な理解にとどまる受験生の正答率が低い、という結果が出ています。たとえば、情報セキュリティやコンピュータの仕組みに関する問題で、用語は知っていても本質を理解していないと解けない出題がありました。
情報Ⅰで問われるのは、知識を「使う」力です。プログラミングの問題では、条件を読み取ってプログラムの動きを追う力。データ分析の問題では、散布図や箱ひげ図を読み解く力。情報システムの問題では、仕組みを理解して課題を考察する力。いずれも、暗記ではなく理解と思考が求められます。だからこそ、丸暗記の勉強では高得点は取れないのです。
【2027年の予想】この傾向から、2027年の情報Ⅰも「プログラミングの読み取り」「データ分析」「情報システムの考察」という、思考力を問う出題が続くと予想されます。特にプログラミングとデータ分析は配点も大きく、ここを固められるかどうかが得点を左右します。
情報Ⅰで高得点を取るための対策
①用語は「意味を理解して」覚える
情報社会や情報セキュリティの用語は、丸暗記ではなく「なぜそうなのか」を理解して覚えます。仕組みまで理解しておくと、応用問題にも対応できます。
②プログラミングは「動きを追う」練習を
プログラミングの問題は、コードを読んで「何が起きるか」を順番に追う練習が効果的です。実際に手を動かして、プログラムの流れを理解しましょう。共通テスト独自の表記に慣れておくことも大切です。
③データ分析は「グラフの読み取り」を鍛える
散布図、箱ひげ図、相関などのデータ分析は、数学のデータの分野とも共通します。グラフから何が読み取れるかを正確に判断する練習を積みましょう。
情報Ⅰを「後回し」にしてはいけない
国公立志望の受験生が陥りがちなのが、「情報Ⅰは配点が低いから後回し」という考えです。しかし、共通テストの合計点で1点でも多く取ることが合否を分ける国公立入試において、情報Ⅰの得点も決して軽視できません。また、国公立大学では情報Ⅰの配点を見直し、引き上げる動きも出ています。
主要科目に追われて情報Ⅰを直前まで放置すると、得点を取りこぼします。計画的に、早めに対策を進めることが大切です。特にデータ分析は数学とも関連するので、数学の学習と結びつけると効率的です。数学の対策は共通テスト数学ⅠAの記事を、共通テスト全体の対策は高1・高2の先取り完全ガイドもご覧ください。
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