2027年1月の共通テストを受ける受験生へ。「日本史は用語をたくさん覚えれば高得点が取れる」——そう思っていませんか。実は、共通テストの日本史探究は、用語の暗記だけでは解けない試験に変わっています。膨大な用語を覚えたのに点が取れない、という受験生が毎年います。
この記事では、直近の共通テスト日本史探究を分析し、2027年入試がどう出るかを予想。そのうえで、対策法を、10年間受験生を指導してきた立場から解説します。日本史で高得点を取りたい受験生は、ぜひ参考にしてください。
※本記事は直近の共通テストの分析に基づく予想であり、実際の出題を保証するものではありません。最新の情報は大学入試センターの発表をご確認ください。
日本史探究の構成
共通テストの日本史は、「歴史総合」と「日本史探究」を合わせて出題されます。歴史総合は近現代の日本と世界を一体的に学ぶ範囲、日本史探究は原始・古代から近現代までの日本史全体を深く学ぶ範囲です。直近の平均点は約62.29点で、比較的得点しやすい年でしたが、平均点は年によって変動します。
出題範囲は、原始・古代、中世、近世、近現代と、日本史の全時代にわたります。政治・経済・社会・文化と、幅広いテーマから出題されるため、偏りなく学習する必要があります。
「用語を伏せた選択肢」が増えている
直近の日本史探究で注目すべきなのが、歴史用語をあえて使わずに選択肢を作る出題が増えていることです。たとえば、人物名や事件名を直接問うのではなく、その内容や背景を理解しているかを問う形式です。作成側も「単なる用語暗記では対応できない、知識・理解を問う良問」を意識していると明言しています。
これは何を意味するか。「〇〇の乱=△△年」と丸暗記しているだけでは、選択肢の意味が読み取れず、正解できないということです。その出来事が「なぜ起きたのか」「どんな影響があったのか」「他の出来事とどうつながっているのか」——こうした理解が問われています。用語の暗記から、内容の理解へ。これが日本史探究の対策の核心です。
【2027年の予想】この方向性から、2027年の日本史探究も「資料の読み取り」「用語を伏せた内容理解型の出題」「時代を通観する思考力」が続くと予想されます。さらに、複数の資料を関連づけたり、歴史的事象のつながりを問う出題も増える見込みです。暗記中心の勉強では、対応が難しくなっています。
資料読解が合否を分ける
日本史探究のもう一つの特徴が、資料の読み取りを重視していることです。絵画、史料、ノート、グラフなど、多様な資料が提示され、そこから情報を読み取り、歴史的知識と結びつけて考察する問題が中心です。教科書に載っていない初見の資料も登場します。
これらの問題では、資料を正確に読み取る力と、それを自分の知識と結びつける力の両方が求められます。知識があっても資料が読めなければ解けず、資料が読めても知識がなければ解けません。両輪をそろえることが、日本史探究で高得点を取る条件です。
日本史探究で高得点を取るための対策
①「流れ」と「因果関係」で理解する
用語を単体で暗記するのではなく、「なぜその出来事が起きたのか」「その結果どうなったのか」という流れで理解します。因果関係で捉えると、用語を伏せた問題にも対応できます。
②資料の読み取りに慣れる
史料や絵画などの資料問題は、演習で慣れることが大切です。「この資料から何が読み取れるか」「知識とどう結びつくか」を意識して問題を解きましょう。
③時代を「通観」する視点を持つ
一つの時代だけでなく、時代を超えたテーマ(政治の変遷、対外関係の変化など)で歴史を捉える視点が問われます。縦のつながりを意識して学習しましょう。
日本史は「先取り」で得点源になる
日本史は範囲が膨大なので、学校の進度を待っていると、通史が終わるのが高3の秋になり、演習時間が足りなくなります。だからこそ、早めに先取りして通史を終わらせ、資料問題の演習に時間をかけることが、高得点への近道です。日本史は「読んで覚える」科目なので、独学の先取りに向いています。
社会の先取りの進め方は日本史・世界史を独学で先取りする方法の記事を、文系の科目戦略は文系の科目の進め方の記事をご覧ください。近年は英語で差がつきにくくなり、社会が得点の柱になっているという話も解説しています。歴史総合の対策は共通テスト歴史総合の記事もあわせてご覧ください。
「日本史の点が伸びない」「用語は覚えたのに解けない」という方は、ぜひ一度EIMEIの無料個別相談にお越しください。EIMEIでは、一人ひとりの現状に合わせて、共通テストで高得点を狙う学習計画を設計します。毎週のコーチング面談で進捗を管理し、365日開放の自習室で自学を支えます。鶴瀬・ふじみ野・川越の各校舎でお待ちしています。
