【高校進学の指南書】人間関係編〜友だちの作り方〜

毎年、高校入試を終えて入学前に心配になることの1つに「友だちの作り方」が上がります。小中と持ち上がりで自然と友だちができていた人も多く、新しい環境に飛び込むことに不安を感じる人も少なくないのではないでしょうか?

 

この【高校進学の指南書】シリーズでは、人間関係や部活の選び方、勉強とアルバイトとの両立など、高校生活における注意点をまとめていきます。今回は人間関係編となりますので、ぜひ入学前に読んでみてください。


 

1-1. 自分から話しかける勇気を持つ

友だち作りの第一歩は、自分から話しかけることです。待っているだけではなかなか相手から話しかけてもらえないことも多いので、まず自分からアクションを起こしてみましょう。

たとえば、笑顔で「おはよう」と挨拶するだけでも印象は大きく変わります。また、会話のきっかけを作るために、簡単な質問をするのも効果的です。「どの中学校から来たの?」「どんな部活に入る予定?」といった質問は相手が答えやすく、会話を自然に広げることができます。

さらに、普段から話しかける練習をしておくと、人と接することへの抵抗感が減り、コミュニケーションがスムーズになります。相手の話をしっかり聞き、共感を示すことも重要です。ただし、自分の話ばかりせず、相手に興味を持つことを意識しましょう。

友だち作りにおいて、相手との距離を縮めるためには、相手に「話していて楽しい」と感じてもらうことが大切です。小さな会話の積み重ねが、大きなつながりを生む一歩となります。

1-2. 自然体で接する

友だち作りでは、自分らしさを大切にすることが何より重要です。無理に自分を飾ったり、目立とうとしたりしてわざと変わった行動をとる必要はありません。ありのままの自分でいることが、長期的な信頼関係を築く土台となります。

たとえば、相手に好かれようと過剰に相手に合わせたり、普段とは違う自分を演じたりすると、後々その負担が自分に返ってくることがあります。自然体でいることで、本当に気の合う友だちができやすくなります。

また、友だち関係で無理をしないことも大切です。何でも相手に合わせるのではなく、自分の意見や価値観も素直に伝えることで、相手との本当の信頼が生まれます。さらに、悪目立ちを避けることも意識しましょう。一時的に注目を集めても、それが良い人間関係に繋がるとは限りません。友だちとの関係を育むには、自分を偽らず、相手との距離感を大切にすることがポイントです。

1-3. 共通の場を活用する

共通の場での活動は、友だち作りに最適な環境を提供してくれます。特に部活や学校行事、クラスでのグループ活動は、自然と相手との距離を縮めるチャンスがたくさんあります。部活では、同じ目標に向かって努力する過程で仲間意識が生まれやすくなります。

たとえば、部活動の練習や試合で一緒に汗を流したり、文化部で同じ作品を作り上げたりすることで、共通の思い出が増えていきます。また、学校行事ではクラス全体で協力する機会が多いため、普段話さない人とも自然に関わることができます。たとえば、文化祭の準備や体育祭の練習などは、友だちを作る絶好のチャンスです。このような場での関わりは、普段の何気ない会話よりも深い人間関係を築くきっかけになります。

さらに、共通の趣味や興味を持つ人と出会うことも友だち作りには効果的です。一緒に取り組む活動を通じて、自分らしく、無理のない形で自然に友だちを増やしていきましょう。


いかがでしたか?

友だちづくりに不安を抱える人は上記の3点を意識してぜひ能動的に周りとコミュニケーションをとってみてくださいね!

この記事を書いた人

二神大輝