「今週は自分なりに精一杯頑張りました」
面談をしていると、生徒からよく聞く言葉です。
春休みに入り、自習室にこもる時間が増えてきた今の時期、 その充実感を持つこと自体は決して悪いことではありません。
しかし、あえて厳しいことを言わせてください。 その「頑張った」という感覚、実は人によって驚くほどバラバラなのです。
「頑張り」の基準は、恐ろしいほど主観的だ
例えば、休日に3時間勉強して「今日はやりきった!」と 晴れやかな顔で帰宅する生徒がいます。
一方で、同じ校舎には8時間勉強しても 「まだあの単元が残っている、全然足りない」と悔しそうにペンを走らせる生徒もいます。
この二人の違いは、根性の差ではありません。 「当たり前の基準」がどこにあるか、という当たり前の基準設定の差なのです。
もちろん過去の自分と比べて成長していることを実感するのは良いことです。
ただ、第一志望合格を目標とするなら話は別です。受かる受験生の基準に合わせていかなければいけない。
大学受験、特に倍率が5倍を超えるような人気校の戦いにおいて、 合格の切符を手にできるのは、全体の上位わずか20%ほど。
つまり、「周りのみんなと同じくらい」やっているうちは、 残念ながら不合格の側に分類されていると考えなければなりません。
ライバルは「隣の友人」ではなく「見えない合格者」
君が志望している大学の合格者たちは、今この瞬間、 どんな基準で生活しているでしょうか?
- 英単語帳を1周して満足していますか?
- それとも、10周して「即答できて当たり前」にしていますか?
- 眠い目をこすりながら「あと5分」で切り上げますか?
- それとも「あと1問」解き切ってから眠りにつきますか?
合格者は、君が「限界だ」と感じて立ち止まる場所を、 スタートラインにして走り続けています。 厳しいようですが、これが倍率5倍の世界のリアルです。
この春、基準を「書き換える」チャンス
幸いなことに、今は春です。 新しい学年が始まり、習慣をリセットするにはこれ以上ない絶好のタイミング。
一度「当たり前」のレベルを引き上げてしまえば、 あとはそれが歯磨きと同じように、やらないと気持ち悪い「習慣」に変わります。
最初は苦しいかもしれません。 しかし、その苦しさは君の基準が「合格者の基準」へと アップデートされている成長痛のようなものです。
エイメイ生には、全員にその痛みを乗り越えてほしい。
そして、秋になる頃には「1日10時間勉強するのが当たり前」と 涼しい顔で言えるようになっていてほしいのです。
