【共通テスト直前】足すな、引け。迷いを捨てろ。

共通テストまで、残りわずか。

教室の空気も、変わってきましたね。

毎日君たちの背中を見ていればわかります。

「本当に間に合うのか」

「あれもやっていない」

そんな不安の声が、聞こえてきそうです。

だからこそ、今ここでハッキリと言っておきます。

直前期の合格戦略。

それは「何をやるか」ではなく、「何をやらないか」を決めることです。

今日は、最後の追い込みをかける君たちへ。

これだけは守ってほしい、4つの約束です。


1. 何をやるかではなく、何をやらないか

不安になると、どうしても新しいものに目がいく。

「友達が持っていたあの参考書」

「ネットで見かけた予想問題」

気になりますよね。

でも、今この瞬間から、それらは「やらない」と決めてください。

新しい武器を拾い集めている時間はありません。

今、君の手元にあるボロボロのテキスト。

使い込んだ過去問。

それだけを信じる。

手を広げず、深めること。

「あれもこれも」と欲張った人間から落ちていきます。

勇気を持って「捨てて」ください。

2. 勉強時間を増やすな。「していない時間」を減らせ

「今日から睡眠3時間でやります!」

そんな無茶な宣言はいりません。

体調を崩しては、元も子もない。

意識すべきは、勉強時間の「量」を増やすことではない。

「勉強していない時間」を徹底的に減らすことです。

  • スマホを触っている10分。
  • ボケーっとお菓子を食べている15分。
  • 科目の切り替えでダラダラしている5分。

その隙間を、すべて埋める。

トイレもお風呂も、移動中も。

密度です。

1分1秒の密度を極限まで高めた人間が勝ちます。

3. 寝坊しても、自分を責める前に塾へ来い

プレッシャーで夜眠れない日もあるでしょう。

予定通りに起きられない朝もあるかもしれない。

そんな時、一番やってはいけないこと。

それは、家で布団をかぶり、

「あぁ、ダメだ。計画が狂った」

と、自分を責めてふてくされることです。

昼に起きても構わない。

目が覚めてから1時間以内に、家を出て塾に来なさい。

家は、感情的になる場所です。

塾は、戦う場所です。

自分を責めている暇があるなら、靴を履く。

環境を変えれば、脳は勝手に勉強モードに戻ります。

4. 「周りの声」ではなく「データ」を見ろ

「今年の数学は難化するらしい」

「〇〇大の倍率が上がっている」

休憩室でそんな噂話をしている暇があったら、単語を一つ覚えなさい。

不確定な情報に、君の人生を預けてはいけない。

信じるべきは、ネットの噂ではない。

君が解いてきた過去問のノート。

そして、私たちが一緒に出した正確なデータ。

それだけが真実です。

数字は嘘をつきません。

不安なら、いつでも講師室に来てください。

客観的な事実をもとに、やるべきことを示します。


最後に

不安になるのは、君が本気だからです。

合格したいと、心から願っている証拠です。

その不安は、勉強することでしか消えません。

私たちは、入試の最後の日まで君たちの味方です。

迷わず、目の前の一問に集中しましょう。

この記事を書いた人

なおき