二神大輝 はじめに
東洋大学の年内入試は、2025年度入試で大きな話題となった「基礎学力テスト型」を含め、多様な入試方式で受験生にチャンスを提供しています。本記事では、2026年度東洋大学年内入試の全貌を詳しく解説します。
1. 東洋大学年内入試の概要
年内入試の種類
東洋大学の年内入試は大きく2つのカテゴリーに分かれます：
- 総合型選抜
- 基礎学力テスト型（新設）
- AO型推薦入試
- 自己推薦入試
- 学校推薦型選抜
- 学校推薦入試（総合評価型）
- 『独立自活』支援推薦入試
2026年度の重要な変更点
2025年度に「学校推薦型選抜」として実施された「基礎学力テスト型」が、2026年度からは「総合型選抜」に変更されます。これにより、高校長の推薦が不要となり、より多くの受験生が挑戦しやすくなりました。
2. 総合型選抜 基礎学力テスト型入試【注目の新方式】
基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 試験日 | 2025年11月30日（日） |
| 出願期間 | 2025年10月29日（水）～11月4日（火） |
| 合格発表 | 2025年12月15日（月） |
| 検定料 | 35,000円（1～2出願同額、3出願目以降+20,000円） |
試験内容
基礎学力テスト（200点）
- 英語（必須）
- 国語または数学（選択）
書類選考
- 調査書
- 事前課題小論文（400字以内、出願時入力）
併願・英語外部試験利用
- 併願可能: 東洋大学内、他大学との併願が可能
- 英語外部試験: 英検、GTEC、TEAP、IELTS等のスコアを本学英語試験の得点として換算可能
- 全国20会場: 本学キャンパス含む全国主要都市で受験可能
3. 2025年度入試結果データ
基礎学力テスト型（2025年度実績）
全体結果
- 募集人員：578名
- 志願者数：19,610名
- 合格者数：4,194名
- 実質倍率：4.68倍
主な学部別倍率
- 経営学部経営学科：8.17倍（1,233名→151名）
- 経済学部経済学科：6.71倍（658名→98名）
- 法学部法律学科：6.51倍（527名→81名）
- 文学部哲学科：5.25倍（147名→28名）
6. 合格のための対策法
基礎学力テスト型の対策
英語対策
- 基礎文法の徹底マスター
- 読解力向上のための多読練習
- 英語外部試験（英検等）の活用検討
国語・数学対策
- 得意科目を選択して集中学習
- 過去問演習（2025年度問題を参考）
- 基礎から応用まで段階的学習
事前課題小論文
- 400字という制限内で簡潔に表現
- 東洋大学公式サイトでの情報収集
- 論理的構成力の向上
▶事前課題小論文の書き方はこちら！
東洋大学 事前課題小論文 完全攻略ガイド – 400字で合格を掴む書き方テクニック
4. 学部・学科別の特徴
人気学部の傾向
国際観光学部
- 最高偏差値を誇る学部
- 英語力重視
- 国際的視野が求められる
経営学部
- 志願者数が最多
- 競争倍率が高い
- ビジネス感覚のアピールが重要
理工学部系
- 相対的に合格しやすい
- 数学・理科の基礎力重視
- 研究への意欲が評価される
狙い目学部
福祉社会デザイン学部
- 合格最低点が相対的に低い
- 社会貢献への意識が重要
- 面接での人間性重視
8. 受験生へのアドバイス
基礎学力テスト型を検討すべき受験生
- 併願を重視する受験生
- 他大学との併願が可能
- 一般選抜への影響なし
- 2科目で勝負したい受験生
- 科目数を絞って集中学習
- 得意科目での勝負
- 年内合格を目指す受験生
- 12月中旬に合格発表
- 早期の進路決定
成功のためのポイント
時間管理
- 出願準備は余裕を持って
- 複数回受験のスケジュール調整
- 一般選抜対策との両立
情報収集
- 公式サイトでの最新情報確認
- 入試説明会への参加
- 過去問の徹底研究
メンタル面
- 複数の選択肢を準備
- 結果に一喜一憂しない
- 最後まで諦めない姿勢
まとめ
東洋大学の年内入試は、2026年度も多様な選択肢を提供します。特に「総合型選抜 基礎学力テスト型」は、併願可能で2科目受験という魅力的な制度です。一方で、競争は激しくなることが予想されます。
成功の鍵
- 自分に適した入試方式の選択
- 計画的な学習スケジュール
- 複数回の受験機会活用
- 最新情報の継続的収集
東洋大学への合格を目指す皆さんが、自分の力を最大限発揮できる入試方式を選択し、充実した準備期間を過ごされることを願っています。
参考リンク
本記事の情報は2025年10月現在のものです。最新の詳細については必ず公式サイトでご確認ください。