【大学受験戦略】英検は「最強の武器」であり「失敗を防ぐ防具」。英検が合否を分ける決定的理由

「みんな受けるからとりあえず英検」 そんな漠然とした動機で勉強していませんか?

はっきり言います。
今の大学受験において、英検(特に2級・準1級)は、単なる資格試験ではありません。 それは、受験を有利に進める「最強の武器」になり、まさかの失敗から身を守る「鉄壁の防具」にもなります。

しかし、この装備を手に入れるには「期限」があります。
今回は、なぜ英検がそこまで重要なのか、そしていつまでに取得すべきなのか等の「戦略」をお伝えします。

「防具」としての英検:当日のミスを帳消しにする

受験本番には魔物が住んでいます。 緊張で頭が真っ白になる、予想外の難問が出てパニックになる、体調を崩す……。
どんなに実力があっても、試験当日の英語で大失敗するリスクはゼロではありません。

そこで役立つのが、英検という「防具(保険)」です。

【実例:東洋大学などの「みなし満点・換算」】
例えば、東洋大学の一般入試では、英検のスコアを当日の英語の得点に「換算」してくれます。 もしあなたが英検2級合格レベル(CSEスコア1980目安)を持っていれば、当日の試験結果に関わらず「80点」扱いにしてくれる学部が多くあります。

極端な話、当日英語で0点を取っても、あなたは「80点」確保できているのです。さらにスコアが高ければ90点、100点換算も夢ではありません。

「最低でも80点は確保できている」 この安心感という「防具」を身につけて試験会場に向かう生徒は、メンタル面で圧倒的に有利です。

「武器」としての英検:難関大への扉をこじ開ける

一方で、英検は攻めの「武器」にもなります。 これを持っていないと、そもそも戦いの土俵にすら上がれない大学や、持っているだけでライバルに大差をつけられる大学があるからです。

【実例:立教大学や芝浦工業などの「スコア利用」】
GMARCHの人気校である立教大学や芝浦工業の一般入試には、独自の英語試験が(一部を除き)ありません。
「共通テストの英語」「英検などのスコア」で勝負が決まります。

難関大学を目指すライバルたちは、高3になる前から英検準1級レベル(CSE2300付近)のハイスコアを叩き出し、それを武器に殴り込んできます。 ここで丸腰(英検なし・スコア低め)では、正直なところ勝負になりません。

また、法政大学や明治大学の一部学部のように、「英検2級以上が出願条件」となっているケースもあります。 英検という武器があれば、受験できるチャンス(方式)が増え、合格の可能性を物理的に広げることができるのです。

タイムリミットは「高2」まで。遅くとも…

では、いつ取ればいいのか。 ここが一番重要です。

■ 理想:高校2年生のうちに合格・スコア確保
これがベストシナリオです。 高2までに英検2級(できれば準1級への挑戦)を終えていれば、高3の1年間は、世界史や日本史、理科科目、そして過去問演習に全振りができます。 英語の基礎が完成している状態で高3を迎える生徒は、ほぼ確実に伸びます。

■ デッドライン:高校3年生の「夏」
「部活が忙しかった」「英語が苦手だった」 そんな生徒でも、ギリギリ間に合うのが「高3の夏」です。 秋以降は、大学別の過去問(赤本)対策や、共通テスト対策に追われます。その時期に英検対策を並行するのは、精神的にも時間的にも非常にリスキーです。

高3の夏休みに行われる試験(従来型やS-CBT)が、事実上のラストチャンスだと考えてください。

最後に

英検は「いつかやろう」では手遅れになります。 しかし、早く動けばこれほどコストパフォーマンスの良い投資はありません。

  • 守り(換算点)で滑り止めを確実にし、
  • 攻め(スコア利用)で憧れの大学に挑む。

この攻守兼備のスタイルを確立するために、今すぐ動き出しましょう。
まだ高1・高2の君なら、未来は自分の手で変えられます。

この記事を書いた人

なおき