【近年頻出】「AI・テクノロジー」重要論点&キーワード総まとめ

今日は、理系・文系問わず出題される「テクノロジー」分野について。

特に「AI(人工知能)」や「インターネット社会」に関する長文は、ここ数年で出題数が激増しています。

「技術の話は苦手……」という人も安心してください。 入試英語に出てくるテクノロジー論は、「技術的な仕組み」ではなく「人間社会への影響」を問うものがほとんどだからです。

技術の進歩をどう捉えるか? 大学側が求めている「正解の視点」を3つに絞って伝授します。


1. 「AI vs 人間」の最終結論

「AIは人間を超えるか(シンギュラリティ)」というテーマは定番中の定番です。

  • 論点(ここが問われる):
    • 計算やデータ処理などの「論理的・定型的な作業」では、AIが人間を圧倒する(Outperform)。
    • しかし、「感情(Emotion)」「創造性(Creativity)」「倫理観(Ethics)」の分野では、依然として人間が不可欠である。
  • 結論パターン:
    • AIは「敵」ではなく「パートナー」。
    • 人間はAIにはできない「人間らしい能力(共感力など)」を磨くべきだ。

★読むコツ 「Replace(取って代わる)」や「Threat(脅威)」という単語が出たら、その不安を提示した上で、「でも大丈夫、人間にはこれがある」という希望へ繋がる流れを予測してください。


2. デジタル社会の「光と影」

スマホやSNSの普及に関するテーマ。特に「影(デメリット)」の部分が狙われます。

① フィルターバブルとエコーチェンバー

SNSのアルゴリズム(計算式)がもたらす弊害です。

  • Filter Bubble(フィルターバブル):
    • 検索サイトやSNSが、ユーザーの好みに合う情報ばかりを表示すること。結果、自分と異なる意見が見えなくなる。
  • Echo Chamber(エコーチェンバー):
    • 同じ意見の人同士で交流し、「自分の考えが世の中の全てだ」と錯覚すること(声が反響する部屋のイメージ)。
  • 結論: これらは「分断(Division)」を生む。意識的に異なる意見に触れるべきだ。

② プライバシー vs 利便性 (Privacy vs Convenience)

  • 論点:
    • 私たちは便利な無料アプリを使う代償として、「個人データ(Personal Data)」を企業に渡している。
    • これは「監視社会(Surveillance Society)」につながるリスクがある。
  • 結論: 利便性に飛びつかず、データの使われ方に警戒心を持つべきだ。

3. テクノロジー分野の必須キーワードリスト

専門用語に見えて、実は「長文のオチ」に関わる重要な単語ばかりです。

【最重要コンセプト】

  • Artificial Intelligence (AI)
    • 意味:人工知能
    • Artificial(人工的な)⇔ Natural(自然な)の対比は必須。
  • Virtual Reality (VR)
    • 意味:仮想現実
    • Virtualは「虚構」ではなく「(事実は違うが)実質的に同じ効果がある」という意味。つまり「ほぼ現実」というニュアンスです。
  • Innovation
    • 意味:革新、技術革新
    • ※単に「新しいもの」ではなく、社会をガラッと変えるレベルの変化を指します。
  • Algorithm
    • 意味:アルゴリズム(計算手順)
    • ※YouTubeのおすすめ機能などを決めるルールのこと。

【文脈を決める動詞・形容詞】

  • Replace / Displace
    • 意味:取って代わる、仕事を奪う
    • ※「ロボットが人間の仕事を奪う」という文脈で最頻出。
  • Outperform / Surpass
    • 意味:(能力などで)上回る、凌駕する
    • ※「AIの処理能力が人間を上回る」文脈で出ます。
  • Simulate
    • 意味:模倣する、シミュレーションする
    • ※「AIが人間の脳を模倣する」など。
  • Sophisticated
    • 意味:(機械などが)精巧な、高度な/(人が)洗練された
    • ※「Advanced(進歩した)」の言い換えとしてよく出ます。
  • State-of-the-art / Cutting-edge
    • 意味:最先端の

【社会問題ワード】

  • Surveillance
    • 意味:監視
    • ※監視カメラ(Surveillance camera)や、ネット上の行動追跡のこと。
  • Cyberbullying
    • 意味:ネットいじめ
  • Digital Divide
    • 意味:情報格差
    • ※スマホやPCを使える人と使えない人の間に生まれる不平等のこと。

この記事を書いた人

なおき