受験勉強をしていると、「今日は〇時間勉強した」、「問題集をここまで進めた」という“やった事実”に目がいきがちです。
もちろん努力を重ねること自体は大切ですが、もっと大事なのは――その結果、自分が何をできるようになったかという視点です。
自分(なおき)も失敗した現役時代と成功した浪人時代で大きく変わったのはこの考え方でした。
成績を左右するのは「何をやるか」より「どうやるか」
同じ教材を解いても、
- 解いて終わりにする人
- 間違えた理由や不足していた知識をきちんと分析する人
この差が大きな違いを生みます。
「どう取り組むか」の質が高い人は、“やった”という事実以上に“できること”を増やしているのです。
成績が伸びる人と伸び悩む人の違い
「これだけ頑張っているのに成績が伸びない…」という声は少なくありません。
一方で、同じ勉強時間でもどんどん成果を出していく人がいます。
この違いを生むのは「やり方の質」です。
でも多くの人にとって、この部分は意識しないとブラックボックスになりやすいのです。
たとえば、
- 暗記系:見ただけで終わるのか、覚えて思い出せるようにするのか
- 過去問:点数だけ確認するのか、弱点を洗い出して次に活かすのか
同じ学習でも「どうやるか」で、結果は大きく変わります。
今すぐできる工夫
残りの受験生活で大きく伸びる人は、勉強を“やった”で終わらせず、毎日“できるようになったこと”を意識的に増やしています。
「この1時間で新しく身についたことは何か?」
「この問題から自分の弱点を見抜けたか?」
こうした問いかけを日々繰り返すことで、勉強の質は確実に変わります。
まとめ
- 「やった事実」より「できるようになった成果」を大切にしよう
- 成績を分けるのは「何をやるか」ではなく「どうやるか」
- “やり方の質”を意識して、毎日の学習から成長を積み重ねよう
勉強時間を増やすのは簡単ではありません。
でも“やり方”を改善するのは、今からすぐにでも始められることです。
その積み重ねが、最終的に大きな差を生みます。